賓日館

三重県伊勢市二見町茶屋566-2

TEL:0596-43-2003

7月 2020

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    ちばさんによる毎月第2土曜日開催の「絵本と音楽のおはなし会」は 新型コロナウィルス感染症の状況を踏まえ、今年度(R3年3月31日まで)中止となりました。 ※前回告知した9月12日(土)の会も中止です。 楽しみにされているみなさんには大変申し訳ありません。 ちばさんがとても寂しがっているので、ちばさんと子ども先生たちの交流が途切れないよう、 webを通じて何かしらの形で行っていけるように、ただいま準備しています。 またお知らせしますので、今後も賓日館サイトをチェックしてみてください。     賓日館事務局

    <「なつかしの二見館」展> 開催中~8/31(月) (旧二見館解体前の航空写真。右下部の一角が旧二見館本館)   昨年末、二見の方をはじめ多くの人々に惜しまれながらも解体となった旧二見館本館。 そこで二見館を懐かしんでいただけるよう、二見館で使用されていた調度品の数々を展示します。 実際に皇族の方が使用された豪華な調度品や これまでにお見せする機会がなかった貴重な調度品の展示も行います。   二見館初代・若松徳平に関する展示   各界要人が記名した芳名帳や書簡。 普段は広げて展示ができないため、今だけ見ることのできる展示となっています。   昨年秋、二見館本館が解体される際に譲り受けた建具   二見館時代に使用していた漆器。 二見館のマーク「浜千鳥」の図柄の変遷を比較できるように展示しています。   (おまけ) 鬼の妹が入っていそうなものも・・・   見たことのないような、またちょっと懐かしいような、 実際に使用されていた調度品を是非この機会に間近で観ていただければと思います。     賓日館(ひんじつかん)=二見館(ふたみかん)? 正解は「賓日館でもあり、二見館でもある」です。 もともとは「賓日館」として明治20年(1887)に神苑会(しんえんかい)によって建てられました。 神宮の荘厳(そうごん)を拡張することを目的とし、賓客(ひんきゃく)の休憩・宿泊施設に加え、神宮関係資料の博物館としても機能しており、その管理を隣接する二見館を経営する若松徳平(わかまつとくへい)があたることになったのがそもそものご縁です。 明治44年(1911)の神苑会解散に伴って賓日館は若松徳平に払い下げられ、二見館別荘(べっそう)となり廃業する平成11年(1999)まで旅館・二見館の別館として利用されていたため、地元では二見館という名前の方が通っており、神宮関係の施設というより老舗の旅館というイメージの方が強いです。 資料館として開館するにあたり名前を再び賓日館に戻し、今に至ります。     ※注意 今後の感染症の状況等に応じ、中止や内容の変更等を行う場合があります。 また状況によっては再び臨時休館となる場合があります。 ご来館の際には、事前に最新情報をお確かめください。     適切な感染防止対策を行いながら、 ご来館者さまに充実したひと時を過ごしていただける様努めてまいります。 今後も賓日館をよろしくお願いいたします。   賓日館事務局     ご来館の際には、以下のページを必ずご確認ください。 https://hinjitsukan.com/2020/05/29/%e3%80%90%e9%87%8d%e8%a6%81%e3%80%91%e9%96%8b%e9%a4%a8%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b%e3%83%bb%e6%9d%a5%e9%a4%a8%e3%81%ae%e9%9a%9b%e3%81%ae%e3%81%8a%e9%a1%98%e3%81%84/

    賓日館の近くにご当地マンホールがあります。 新聞に掲載されたそうで、多くの方からお問合せがありましたのでこちらに掲載させていただきます。     場所は賓日館駐車場の日章館さんに向かう西側の細い路地です。 色鮮やかなマンホールですのですぐにわかります。 マンホールカードは賓日館では取り扱っていません。二見生涯学習センターでいただけるそうです。 ご当地マンホール探しは宝探しをするみたいで楽しいですね。   ※近隣の方のご迷惑にならないよう、ご配慮お願いいたします。 また車も通りますので十分に気をつけてください。   賓日館事務局

    賓日館では賓日館では6~9月の間、むかしの室礼(しつらい)に習い、館内の衣替えを行っています。 夏季の間は障子を御簾(みす)に交換し、より夏の風や風景を室内に取り入れられるようにしています。 今年もシルバーさんにお手伝いいただいて無事に完了することができました。     障子や襖の入っているところを御簾や簾戸(すど)に交換します。 現在館内で使用している御簾は旧二見館時代より使用するもので、現在の竹ひごや葦(よし)を使用したものとは異なり、竹を細く割ったものを編みこんで作られています。 よくここまで割ったと思う程の繊細さ、みごとに整った節など古き職人の技のすばらしさを垣間見ることができます。   そのような技をもつ職人が少なくなった今賓日館の御簾は大変貴重なものであり、今後も大切に残していかなければなりません。 そのために昨年は「御簾募金」を行ってみなさまにご協力をお願いし結果44,947円の募金が集まりました。 募金を修繕費の一部として使用し、「梅」「松」「鶴」「鶯」「千鳥」の5つの部屋の御簾を修理に出すことができました。 ご協力いただいたみなさま、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。   修理は京都の安村すだれ店さんに依頼し、この度修理を終えた御簾を設えていただきました。 今は色褪せてしまった縁取りの元の色味がわかり、その色により近い色柄で縁取りしていただいたので当時の雰囲気をより感じられます。     今後も一枚でも多く修理に出したいと考えています。 今年も御簾募金箱を設置させていただきましたのでご協力いただければ幸いです。   賓日館事務局